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ウイルス対策に合った消毒の種類

一般的に知られる消毒剤には、「塩素系」と「アルコール系」の2タイプの消毒剤があります。それぞれの特性は以下の通りです。

■塩素系消毒剤

塩素系消毒剤として最も一般的なものが次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸ナトリウムは、キッチンでの消毒や選択での漂白剤の主成分として使われ、強いアルカリ性で鼻を突く強烈な刺激臭が特徴で強い殺菌力があります。
この高い殺菌力で、エンベロープウイルスはもちろん、薬物耐性の高いノンエンベロープウイルス・新型コロナウイルスをはじめ、食中毒の原因でもあるノロウイルスや、インフルエンザウイルスの殺菌に対しても有効とされています。。
しかし人体・皮膚に対する刺激も強いため、手指の消毒に用いることはできない他、作業時は必ずゴム手袋を着用し、衣服に付くと漂白されてしまうため取り扱いには十分に注意が必要です。
また、スプレー式のボトルでの噴射は、細かく散った霧状の消毒液を吸い込んでしまう恐れがあり、消毒液をしみ込ませたふきにゃタオルで拭き取りを行なう必要があり、スプレー式ボトルでの噴射に比べ消毒作業の手間が掛かります。

■アルコール系消毒剤

エタノール(エチルアルコール)を主成分としたものをてアルコール消毒と称し、塩素系消毒剤と比べ臭いも少なく速乾性があり比較的作用が穏やかなため手指の消毒剤として広く用いられています。また金属などへに与える影響も少なく家具や建具など家の中で触れる機会の多い物や場所の消毒に適しています。
しかし、インフルエンザウイルスに代表されるDNA・RNAをエンブローブ(脂質からなる二重膜)で覆っているエンブローブウイルスの除菌には効果を発揮しますが、エンブローブを持たないノンエンブローブウイルスに大きなダメージを与えることが難しいと言われています。
また市販されているものには十分なエタノール濃度を満たしていないものもあり、十分なエタノール濃度70%以上95%以下(厚生労働省指針 ※入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えない)での消毒を行ってください。


新型コロナウイルスとの戦いはまだ続きそうです。新型コロナウイルスは、咳、くしゃみ、唾液など飛沫感染と手指を介した接触感染で感染してしまします。各病院・医療機関様におかれましても、消毒・手洗い・マスクの着用・3密対策など徹底した対策を取られていることと思いますが、エレベーターのボタンなど不特定多数の人が触れる箇所などを介して手指に付着したウイルスが、目の結膜、鼻、口に侵入・感染してしまう懸念は避けられません。